創作するとき、感情に振り回される。

クリエイティブな気分のときは、

 

繊細で細やかなエネルギーに常にアクセスしているからか

 

媒体として自分が元気でないと、振り回されて苦しい感じになります。

 

自分のキャパがちゃんとあって、丈夫でいないと大変になってしまいます。

 

 

 

 

昔はわたしは、芸術家は躁鬱でないと無理なんじゃないかと思っていたほどなのですが

 

体のこと、健康でいること、自分自身しっかり立っていることを学んでからは

 

自分がそのエネルギーをうまく扱っていけばいいのだとわかったので、怖くなくなりました。

 

わたしがこの10年程【健康】を一番の軸にして考えてきたのが何故なのかわかった気がします。

 

 

 

 

村上春樹はそのバランスをすごくうまくとっているなあといつも思っていました。

 

だけどその理屈がわからなかったので、特別な才能があるのだと思っていました。(もちろんそうなんだけど)

 

 

 

 

最近わたしは毎日散歩をしていて、歩くと頭がスッキリします。

 

 

その間にたくさんのアイディアと物語のかけらが聴こえてきて、

 

一人でいるのに一人ではないような感じ。

 

自分自身とおしゃべりができる時間です。

 

 

 

 

小説でも、絵でも、音楽でも、デザインでも、なんでも、一人ぼっちで創作をすることはとても苦しくて

 

 

突然泣いたり、悲しくなったり、

 

そういう衝動も日常茶飯事で

 

それでもそれが出来上がるときの素晴らしさを想像してまた飛び込んでしまう。

 

 

 


これを誰かと共有することも

 

苦しみを分けることもできない。

 

 

そしてそれこそがとても豊かで恵まれたことだと思う。

 

 

 

 

 


わたしを見つけてくれた物語をわたしは削り取って、みんなが見えるようにする。

 

 

芸術家は、何かを生み出す人は、みんな体を大切にしなくちゃいけない。

 

本当に。

 

本当に。

 

 

 

そういう意味で器を大きくする必要もあると思います。

 

 


それで、大変になったら、「これが普通だ」って思えばいい。

 

 

わたしたちは本来こんな風に感情が豊かで、

 

常に揺れ動き、躁鬱を繰り返して、

 

ランダムな感情に振り回されるのが普通。

 

 

 

そこにどっぷり入り込めばそれは病気かもしれないけれど、

 

「視点」を意識してそれを大きな目で認識すれば大丈夫。

 

 

 

振り回される自分をもっと大きな意識で包み込んで

 

絶対に自分と一緒にいてあげることが大事。

 

 

どんなことがあっても「自分は絶対に自分を見捨てないぞ!」と決意しているだけで、

 

小さな自分は安心して創作をして

 

感情に振り回されて

 

怖くて泣いたりすることができるのです。

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