新しいフジファブリック。激しいシナリオを書いて地球に来た勇敢な人たち。

生の中に死が含まれていて

 

生きることをやめたら自由も多くなるはずだけど

 

身近な人の死を体験した人は

 

より一層自分の生が深く濃くなるのだと思いました。

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わたしはフジファブリックというバンドが好きで昔よく聴いていたのだけど、ボーカルの志村さんが亡くなってからあんまり聴かなくなっていました。

 

この前たまたま見ていた動画にフジファブリックの新しいボーカルの方がでていて、彼の弾き語りをきいたら歌も素敵なのだけど、めちゃくちゃギターがうまくて。

 

インタビューをみたら、フジファブリックのギタリストだった山内総一郎さんがボーカルになったのですって。

 

その声も、音楽も、志村さんがいたときのフジファブリックとまったく変わっていなくて驚いた。

 

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他のインタビューも見てみたら、このバンドのみなさんはとにかく楽器を弾くのが、音楽をやるのがたのしいのだということが伝わってきて、だからどんどんよい曲がうまれるのだとわかりました。

 

だから、フロントマンを失ったフジファブリックは一見「不幸で大変で、悲しい出来事にみまわれたバンド」ということになってしまうのだけれど、新しいボーカルの山内さんの目線から世界を見たとき、この出来事は確実に彼の新しい可能性を見出しているし、音楽をさらに楽しむきっかけになっているよね。

 

ある意味「ソウルコントラクト」。

 

魂のときにふたりは契約をして、別れの時期も、そのあとの役割分担も、生まれる前に決めているのだと思います。

 

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そのあとあらためて志村さんのときのビデオをみたら、彼の歌は決して上手くないのになぜこんなにエネルギーが高くて、メッセージをそのまま受け取れて、熱いのだろうと思いました。

 

たのしむこと。

 

ある意味、人生で音楽をやるしか選択肢がないほどの強い使命感のようなものが伝わってきて、この人はそれをやりに地球にきたのだとしっかりわかりました。

 


アカシックリーディングやスピリチュアルな目線で言えば、生まれる前、人によって、ざっくりシナリオを書く人と具体的にシナリオを書く人がいます。

 

生まれてからある程度自由意志や選択権を持って、シナリオからずれたり迷ったりする人がいる一方、たとえば「音楽」という強い使命のような、ひとつの選択肢のみ持ち合わせて、そのための環境や才能や運命を用意して生まれてくる、強くわかりやすいシナリオを書く人もいます。

 

わたしたちはそんな才能とか華やかさとかはっきりとした目的に憧れるけど、実際にその人生をえらぶ魂はとても勇敢だと思います。

 

だってあたかも自分に選択権がないようにさえ思える大きな大きな運命に飲み込まれて、人よりたくさんの悲しみや不安にもぶちあたる。

 

ボルテックスに入って表現している状態の自分のときはよいけど、現実のこのボディに入っている自分に戻ってきたとき、普通の人よりも振り幅が大きい。

 

だから芸術家は激しく、短命な人も多いのだと思います。

 

その点で言えば、「肉体に入っている自分」もきちんとケアしてバランスを保っている村上春樹のような人をわたしは尊敬しています。

 

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一定の魂がそんな激しい人生をえらぶのは、やっぱり地球でしかできないその体験を全身で感じて、そのぶん大きな喜びを感じられるとわかっているから。

 

わたしはもうあんまり死ぬことが悪いとか悲しいとか思わないのだけど、今全力でたのしむ新しいフジファブリックをみて、亡くなった志村さんは、その体験がもうできなくてつまんないだろうなという気持ちになりました。

 

そして、志村さんがいなくてもこんなに奇跡みたいに素敵にバンドを継続させられるひとたちがいることも、決まっていたのだろうなと思いました。

 

志村さんは彼らにたくさんの影響とギフトを与えて、いなくなった。

 

だから、物理的にはいないんだけど、どこかの次元では彼は生きているし、エネルギーとして一緒にバンドに参加している可能性もあるんだよね。

 

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あとね、ギターってやっぱりかっこいい!!!

 

ぜひ、フジファブリックのライブ動画を見てみてね。

 

歌いながらあのギターを弾くのはかっこよすぎるよ!

 

 


音楽や楽器はエネルギーがのりやすい。

 

わたしは小説が大好きだけど、同じ言葉でも音楽にのせることで影響力が1000倍くらいになるのがとても羨ましいと思う。

 

メッセージもエネルギーも波動も、音楽にのせることでものすごいパワーを発揮する。

 

だからこんなにもたくさんの人が音楽に夢中になってる。

 

わたしは素晴らしいアーティストに出会ったときや演奏を聴いたりライブにいくと、自分の中で創作意欲がぱんぱんになって、とにかく何かを作りたくて仕方なくなります。

 

それは単純にわたしのシナリオにそういう要素を入れているから、彼らを見て「いいな!」「うらやましいな!」「わたしもやりたい!」という気持ちが溢れて体がわくわくしたエネルギーで満ち満ちになるのだと思う。

 

この感覚ってすごく気持ちよくて、「生きててよかったな〜」っていう感じがします。

 

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わたしたちはこの地球ではばらばらの魂だけど、ほんとはみんなひとつだと言われていますね。

 

だとしたら、誰かの中に誰かが生きるとか、死んでしまったりいなくなってしまった人のエネルギーをまとうとか、それも全然可能なのかもしれない。

 

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