僕と君の世界
僕は君にひどいことをしたのかな。
あの時僕が君を抱きしめていたらすべての事は変わっていたかな。
だけど僕は君と向き合うことをやめた。
そんな僕が今君を助けたいと思っている事は正しいことなのかわからないけど、いつも時空を超えている君だったら過去も今も関係ないって言ってくれるかな?
苦しい時に君を思い出すのは恋なのだろうか。
それとも楽しい時に一緒にいたいなって思うのが愛ってことなんだろうか。
僕は常に戸惑っている。
言葉を口にすると泣いてしまいそうになる。
僕はきっと病気だ。
そう言葉にしてみるとすごく楽になってすっきりとした気持ちになってきた。
何も起こっていない。
だけど僕は僕と話をする。
いくら聞いてもいくら話しても、もしかしたら永遠にわかりあえない僕自身と必死で向かい合う。
そしていつも僕は涙と一緒にそれをあきらめる。
透明の君は何も言わない。
僕を批判することもない。
君はただ笑っていてくれるからそれが時々苦しい。
これでいいんだって思いたいけれどまた喉が詰まって話をするのは諦めた。
同じ場所にいないと君と話をすることができない。
だから今君は僕に電話をかけてこない。
それは僕が君と同じ場所にいないと言うサインで、僕をとても悲しくさせる。
ハッピーな時君の声を聞くと僕は今すぐに君のところに行って抱きしめたいと思う。
そして僕が本当に君を必要としている時、君は僕と同じ世界にいない。
だから僕が本当に君を必要としている時、僕は君に出会うことができない。
ずっと出会えない僕たちはなぜ時々一緒にいるんだろう。
僕が君に会いたい時に、君はこの世界から消えている。
それでも、僕だけは、君が僕に会いたいときにこの世界にしがみついていられたらいいのに。
そんなふうに、
どんなに苦しくても、
君が僕を呼んでいるときには、
僕はこの世界にちゃんといようって思うよ。