重くて遅い言葉であそぶ

こんにちは。聡美です。

 
最近「言葉じゃ遅い」とイライラすることが多いです。

言葉をつかってコミュニケーションをするのは地球だけ。
他の惑星ではテレパシーやホログラムを使って伝達をします。

「メッセージ」という映画を観ました。
地球に降り立ったUFOにのる宇宙人の言葉を解読する言語学者の物語です。
主人公の女性は彼らが使う文字や音を研究しメッセージを読み取ります。

宇宙人の言葉には時制がありません。
この地球でいう過去・現在・未来の線のような時系列がそもそも存在しないから。

時間は本当は球体で、「今」がいっぱい存在しています。

彼らには、パラレルワールドも含めすべての可能性が見えます。
これは、『アルクトゥルス人より地球人へ』という本にも書かれています。


ぐだぐだ説明をして、全てを語った気になっても、結局伝わるのって言葉じゃない部分だったりしませんか?


たった一曲の歌のリンクを送っただけで、過去も未来もすべてを共有できたような感覚になれる。

目を見つめるだけで、宇宙の記憶すべて、あなたと一緒に人生を何度も経験したような気持ちになる。

絵を描いていると時間を超えて、紙におさまらない大きな空気が背中の後ろからやってくる。

 


なにひとつ意気込んでいなかったときに、言葉以上に想いが伝わっちゃったりね。

何かを人に伝えたかったら、気分がいいときに言ってみた方がいいです。
彼らはあなたのエネルギーを感じて受け取るから。

そういう、言葉だけにたよらないコミュニケーションはこれからどんどん増えていくと思います。

わたしは本を読むのが大好きですが、こうして考えると文字を読む・書くなんて古すぎるシステムですね。
時間がかかりすぎるし、解釈を間違えることがある。
言いたかったことが言いたかったように伝わる可能性なんて、確率にすると30%くらいかもしれません。


だからブログよりもインスタライブ、Youtube、ラジオの方がエネルギーをぱっと放出して伝えることができるのかなとも思います。

でも、わたしはアナログをあえて楽しむみたいに、文字を読むこと、文字を書くことが楽しいんです。

春風亭 昇太という落語家さんが以前テレビに出ていて、レトログッズ、例えば蓄音機やダイヤル式のテレビを使って暮らしているというのをみました。

便利さから言ったら、とても不便。

でもカチカチダイヤルを合わせてテレビをみることが嬉しいんだなと、そうやって不自由さをわざと楽しんでいる、なんか人間ってかわいいなという感じがしました。

本当はテレパシーでまるごと伝え合える世界で、わざとわかりづらい「言葉」を使って、誤解や疑問を含みながら伝言ゲームをしているんだね。


そんなことを考えながら描いたボールペン画。
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